2022年7月30日(土)に、日本語教育関係者と対象として、NPO多文化共生プロジェクト代表の深江新太郎氏による研修会をオンラインで実施しました。
これまで地域の日本語教室で行われてきた文型中心の教室活動の課題について説明があったあと、日本人と外国人がやりとりしているいくつかの動画を比較して、学習者が本当に言いたいことを汲み取れるのは、どのようなやりとりなのかを考えました。学習者の話をきちんと聞くために有効な行動として、相手に関心を持っていることを示す、相槌を打つ、相手の言ったことをよく考えないまますぐ判断して次の行動を取らない、相手の言葉を繰り返す、こちらが理解したことを伝えるなどの行動が紹介されました。
深江氏の紹介くださった、相手を正しく理解し、相手を尊重するやりとりは。どのような場であれ必要なものであり、とりわけ地域の日本語教室では重要なことでした。その後、他県から参加した関係者が所属先でも同様の研修会を開催しています。
この研修会は、愛媛県国際交流協会様の助成を受けて実施しました。